Kazu Photo Note

二コマの演技 (俺たちに明日はない)

今日、映画『俺たちに明日はない』をCSテレビで観ました。初めて観たのは1970年台、確か渋谷の前線座ではなかったかと記憶します。
特に映画ファンでもない自分は、暇をもてあそぶには2番館を利用するのは極普通のことでありました。

アーサー・ペン監督
ボニー・パーカー:フェイ・ダナウェイ
クライド・バロウ:ウォーレン・ビーティ

フェイ・ダナウェイの魅力も、この頃に日本の男性には確立されたものでしょう。
この映画で一番興味を抱いたのは、壮絶なラストシーンで、ボニーがめった撃ちされて死ぬ間際に微妙な笑顔をくれた事でした。死を目前に笑顔なんて・・・? ずっと目に焼き付けていました。
何年も経てビデオのコマ送り機能を利用してこの場面を確認しますと、やはり微かな笑顔をくれているようにも見えます。わずかに二コマの変化です。監督が作ったのか、女優が作ったのか、偶然にそうなったのか??
たぶん死と生きると言うことの接点を描くものだとして、計算された映画なのであれば、映画ってなんて壮大な物なのかと心動かされてしまいます。
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↑↓どちらが前でも、後ろでも成立するのがこの世の常なのでしょうか?
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詳しくは、DVDで見てください^^ネ
by kazu_seaside | 2011-05-28 21:26